2014年2月14日金曜日

冬の食生活について

こんにちは。川上です。 先週、東京では13年ぶりに大雪警報が発令され、たくさんの雪が積もりました。 そんな中、雪が溶けきる前にまた雪の予報が出ています。 まだまだ寒い日は続きそうですね。 そこで先週に引き続き、防寒対策を紹介したいと思います。 今回は冬の食生活についてです。 まず、東洋医学の冬のとらえ方ですが、冬というのは「陰気」が旺盛になる季節です。 「陰」というのは消極的、内向的、静かなどの性質を持ち、自然界では北、冬、夜などが分類されます。 つまり、陰気とは体の中で「活動的でない気、体を冷やす気」と言ってもいいでしょう。 陰気が旺盛になると言う事は体は安静にする方向に向かうことを求めているということです。 寒さから体を守るため毛穴を閉じ、温かさを内に守ろうと勤めるのです。 果実などが春に芽を出すのと同じように冬は春に向けて準備をする季節なのです。 なので食生活は体を温め刺激の少ないものが好ましいです。 さて、寒くなると鍋料理が定番です。 鍋には冬の野菜(白菜、大根、エノキ、ネギなど)がたくさん入っていて、体を温めるという効果も十分ありますから最適だと言えます。 しかし、キムチ鍋の様な辛味で体を温める物はあまりオススメ出来ないです。 なぜかと言うと、辛味というのは発散の作用を促します。 冬に発散してしまうと毛穴が開き、寒さを防ぐために閉じていた毛穴が開いてしまうのです。 これでは体を温めたいのに逆効果になってしまいます。 冬は芋類などで胃腸の保護をし消化吸収を促進し鍋料理や冬野菜で体の芯を温められる料理を取る事をオススメします。 まだまだ寒い日が続きますが、生活の基盤となる食事ですので、体に優しい献立を心がけたいですね。