2011年12月28日水曜日

東洋医学の知恵 3

みなさん、とうとう今年もあと 4日 となりました!
大掃除年賀状は終わりましたか??
私は・・・まだです。急ぎます。

これからの時期当院も含めて、医療機関などがお休みになってしまいます。
こんなとき、自宅にある市販の薬以前処方されて残っている薬などを飲まれる機会があるかもしれません。
そんなとき思い出して下さい。
東洋医学の世界にはこんな言葉があります。

「薬を売るものは両眼、薬を用いるものは一眼、
                     薬を服するものは無眼」

これは 薬を売っている者はその薬の事を良く知っている。薬を用いる医者はその半分。服用する者は全く知らない。
ということだそうです。これは一概にその通りだとは言えないと思います。言い過ぎなところもあるかもしれません。
しかし一番大事なことは 薬も食べ物と同じで考えて摂らないといけない と言うことです。

任せっぱなしでなく毛嫌いするのでなく、然るべき人に相談する、自分でも調べてみるという姿勢が
健康へと近づく一歩になると思います。

これを見て下さった方ありがとうございます!
どうか皆様良いお年をお迎え下さい。
                                   投稿者:二宮

2011年12月14日水曜日

また新しい絵本が入りました!

巽堂セレクション「大人にこそ読んでほしい絵本」にまた新しい絵本が仲間入りしました。

すでに50万部を突破したロングセラー「ぼくを探しに」です。
作者は巽堂でも大人気の絵本「大きな木」の生みの親でもあるシルヴァスタインです。
足りないかけらを探しに行く「ぼく」の物語です。
主人公の「ぼく」はこんなキャラクターです
パソコンでマウスを使って描いてみました。
可愛いでしょ?(笑)
ちなみに誰でも可愛く描けます。
でも内容は奥が深くて哲学のよう・・・。
是非、おいでの際には読んでみてください!

投稿者:国生

2011年12月3日土曜日

#26 東洋医学の知恵

みなさん、いよいよ12月になりました!
                   年末が近づいてきましたね!

これからの時期は、打ち上げ忘年会新年会など、

ついつい食べ過ぎてしまう、飲み過ぎてしまう という方が
                                  多いのではないでしょうか??

よくここのブログで高円寺のおいしいお店を紹介させて頂いているのですが・・・
今日は路線が違います!!

東洋医学の世界 には古くからこんな言葉があります。

「腹八合に病なし、腹八合に医者いらず」

見て字の通りですが、
満腹になるまで食べるのではなく、「腹八分目」にしておきなさい。
そうすれば健康でいられます。
              ということだそうです。

とは言ってもなかなか難しいですよね!?
私もよく食べるので、とてもよくわかります。

八合目とまでは言わないまでも、九合目、十合目で留めておきましょう!

決して十一合、十二合目とならないよう注意してください。

みなさん腹八合旬の食材でこの冬を健やかにすごしたいものですね~

                                        投稿者:二宮

2011年12月2日金曜日

旬の食材

鍼灸の古典を読んでいると、
あらゆるものが木火土金水の5つに分けられています。

例えば食材を見てみると、
五穀(粳米・小豆・麦・大豆・黄黍)
五果(桃・李・杏・栗・棗)
五畜(牛・羊・豚・鶏・犬)
五菜(葵・蕾・薤・葱・韭)
という様に分けられています。

五穀は人体に栄養をつけ、
五果はその補助となり、
五畜の肉はそれを補益し、
五菜は蔵府を充実させます。

そしてそれぞれには味があり、その作用があります。
酸味のものには収斂の作用
苦味のものには堅強にし乾燥させる作用
甘味のものには緩和作用
辛みのものには発散作用
鹹味(しおからみ)のものには柔軟にする作用があります。
酸苦甘辛鹹の味を調和させて、
五臓の精気を補益するように心がけるとは大切です。
つまりは彩りよく、バランス良く食するということなんですねぇ。

今の寒い季節、旬の食べ物といえばなんでしょうか?
大根、ごぼう、かぶなど根菜類が多くあります。
根菜類は五臓中の腎の働きを高めます。
東洋医学で腎は陽気の根本です。
腎の陽気を高めることで寒い冬を乗り越えることができます
温かいなべでいただいてみてはいかがですか?

旬の食材を食するということは、
季節に身体を適合させるということです。
自然に調和して生きること、養生法の基本となります。

投稿者:中村