2014年3月7日金曜日

お灸について

みなさん、こんにちは!!川上です!
今日は、お灸についてお話しようと思います。


・お灸の起源
約三千年前の古代中国で発明され、その後様々な文献に記載されたいます。
日本は戦前にお灸が広く普及していて、どの家庭にももぐさが置かれ、風邪を引いた、お腹を壊したなどという時にお灸を使用していたと考えられています。 


・お灸の種類
もぐさを皮膚上で直接燃やして瘢痕(灸痕)を残す「有痕灸」と瘢痕を残さない「無痕灸」の2種類です。現在は無痕灸が主流で、当院で使用しているのも無痕灸ですので瘢痕は残しません。


・お灸の材料
お灸の材料にはもぐさが使われますが、もぐさは蓬(よもぎ)の葉を陰干しまたは天日干し、乾燥させたものを臼で細かくします。これを繰り返しもぐさが出来上がるのです。


・なぜ蓬(よもぎ)が成分に使われる様になったのか?
古代中国では蓬の葉を燻し体に当てたりして邪気をはらうと言う風習があります。
体に悪いもの(邪気)をはらうと言う意味合いがあると考えられますね。
また、蓬は精油が多いため火付きが良いと言うのも理由の1つでしょう。


・お灸の効果と適用
風邪などの内科領域に始まって婦人科、小児科、整形外科、皮膚科などの幅広い疾患が適用します。アレルギー、虫刺され、魚の目、イボ、痔など「こんな疾患にも効果があるの!?」と驚かれる事が多いですが、どの疾患にもとても効果が期待できます。また免疫力の向上にも期待されています。


当院では、もぐさをひねり、知熱灸(大きいお灸)を作っています。
やわらかさなどはそれぞれで硬い知熱灸もあればやわらかい知熱の人もいます。
形や大きさは人それぞれです。スタッフに言って頂ければ実際に見たり触ったりする事が出来ますので興味のある方はお申し付けください。 



 
 

【スタッフの知熱灸です】