2011年9月28日水曜日

皆さんは絵本と言うとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
絵があって、字が少なくて、簡単な文章で、
そう、だから小さい子供が読む本・・・。
そう思われている方は少なくありません。

でも絵があって、字が少なくて、簡単な文章なら
子供の本と決めつけられるものなのでしょうか?

私、国生は大学(院)でイギリス児童文学を専攻していました。
それまでの子供の本に対するイメージはその数年間で見事に覆されました。
絵も文もシンプルで、一見するとどこにでも有りそうな子供向けの絵本、
でも読んでみると、それはまるで哲学書の様に奥が深く、
分厚い小説や映画以上の感動があり、
それこそ脳天をぶんなぐられたような衝撃を何度も受けました。

そうそう、絵本を心の病の治療に使っている病院があるのをご存知ですか?
絵本はシンプルだからこそ、読み手が自分の物語として読むことが出来、
抱えている問題の解答を自ら導き出すことが可能になるのです。
シンプルは決して簡単・幼稚ではなく、深淵なのです。

おすすめの絵本を、巽堂の待ち合い室でご紹介しています。
大人も楽しめる、いえ、
むしろ大人の人に読んで頂きたい絵本をご用意しています。
治療待ちの間に、治療が終わってお茶を飲みながら
ちょっと手にとって読んでみてください。
そしてもし良かったら、お灸の時にでも是非、感想を聞かせて下さい。

これからも二か月に一冊ずつ、購入していきますので、お楽しみに。

投稿者:国生