あらゆるものが木火土金水の5つに分けられています。
例えば食材を見てみると、
五穀(粳米・小豆・麦・大豆・黄黍)
五果(桃・李・杏・栗・棗)
五畜(牛・羊・豚・鶏・犬)
五菜(葵・蕾・薤・葱・韭)
という様に分けられています。
五穀は人体に栄養をつけ、
五果はその補助となり、
五畜の肉はそれを補益し、
五菜は蔵府を充実させます。
そしてそれぞれには味があり、その作用があります。
酸味のものには収斂の作用
苦味のものには堅強にし乾燥させる作用
甘味のものには緩和作用
辛みのものには発散作用
鹹味(しおからみ)のものには柔軟にする作用があります。
酸苦甘辛鹹の味を調和させて、
五臓の精気を補益するように心がけるとは大切です。つまりは彩りよく、バランス良く食するということなんですねぇ。
今の寒い季節、旬の食べ物といえばなんでしょうか?
大根、ごぼう、かぶなど根菜類が多くあります。
根菜類は五臓中の腎の働きを高めます。
東洋医学で腎は陽気の根本です。
腎の陽気を高めることで寒い冬を乗り越えることができます
温かいなべでいただいてみてはいかがですか?
旬の食材を食するということは、
季節に身体を適合させるということです。
自然に調和して生きること、養生法の基本となります。
投稿者:中村