2011年11月15日火曜日

易(えき)

月に2回ある巽堂の勉強会ですが、そのうちの1回の約20分の時間を頂いて
「易経の実践」講座を開いています。

自分が大学生の頃、自分の心には善と悪があり、悪をなくして善だけに
したいのですが、なかなか出来ないことに苦しんでいました。
その苦悩をとある予備校講師の先輩に打ち明けたところ、
その人が「易経(易占い)」を教えてくれました。

世の中のすべてのものは、陰と陽に分けられ、陰が不必要という思想ではなく、
互いに相反するものではあるけれど、
あるときにはどちらもお互いにとって相補う必要なもの。
そしてそのバランスが重要となる・・・。

例えば日なたと日陰。
日なたがいい方で、日陰は暗くてだめなもの、と思いこんでいませんか?
でも暑い夏の日だとどうでしょう?
日陰の涼しさはとても気持ちが良くていいものです。
日なただけにいたら熱中症になりかねません。
かといって日陰ばかりにいても、骨粗鬆症になるリスクが高くなりますし
(日光でビタミンDが作られるのです)
気分もふさぎこんでしまいます。
どちらも必要なもので、結局はバランスが重要なのです。

易を教えてもらった私は、それから本を読みあさり、
感激してさらには占いの専門学校に通い始めました。
週1回2年以上は通っていましたでしょうか。

長くなったのでこの続きはまた次回。

筮竹を使って実演中。

投稿者 国生